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蜂の生態

日本にいるハチの生態

日本にいる代表的な蜂は、スズメバチ・アシナガバチ・ミツバチです。スズメバチは16種、アシナガバチは7種、ミツバチは2種とさらに細かい種類に分かれます。

ハチの年間行動

ハチが最も活動する危険な時期は、8月~10月です。特にこの時期はスズメバチの縄張り争いで、警戒を強めています。巣やハチに気づかず刺激すると、警戒フェロモンが発散され攻撃される可能性があります。

ハチ被害による全国の死亡者数(2010年~2020年/男女別)

蜂の被害による死亡者数は毎年20人前後で男女別データからみると男性の死亡事故が多い傾向にあります。蜂の最盛期となる夏には、スズメバチ・アシナガバチは一層精力的に動き回るようになり、攻撃性も非常に強くなっていきます。この夏の時期に蜂による事故件数が集中し、猛暑で気温が高い年には個体数も増え危険性が高まります。ハチ被害の大半は、スズメバチによるものです。気づかない間に家の敷地内にハチの巣ができていてあっという間に巣が大きくなり蜂の数も多くなり、巣に気づかず近くを通ったら刺された!という事も非常に多いです。

アナフィラキシーって!?

蜂に刺されると、体が蜂の毒に対して「アナフィラキシー」という過敏反応を起こし重症となると命の危険が生じます。アナフィラキシーの主な症状は、皮膚・粘膜症状・呼吸器症状・循環器症状に大別されます。その中でもほとんどの人に起こるのは皮膚・粘膜症状です。また、唇や舌などの粘膜が腫れてきます。多くは数分以内に呼吸器症状・循環器症状の少なくとも一つを合併します。呼吸器症状は息が苦しくなり、呼吸がしにくくなります。循環器症状は脈が早くなり血圧が低下するので、それにより動機やめまいがしたり、立っていられなくなったり症状が進行すると意識がなくなったりします。このような症状を「アナフィラキシーショック」といいます。蜂に刺されて亡くなる方は刺されてから平均15分心臓や呼吸が止まるといわれてますが、数分で死に至ることもあります。

もし、アナフィラキシーになってしまったら・・・

まず、ためらわずに119番通報をして救急車を呼んでください。救急車が来るまでは、仰向けになって寝ているのが一番効果的です。足の下に枕などを入れて足を高くすると楽になることもありますが、急に起き上がったり立ち上がったりするのは危険なので避けてください。